川場村立川場学園は、義務教育9年間の教育を一貫して行う義務教育学校です。川場村にはこれまで、川場小学校(151年間)と川場中学校(78年間)がありましたが、小中それぞれの長い歴史と伝統を受け継ぎ、群馬県内5校目の義務教育学校として、新しい学びの形を目指した「川場学園」が誕生しました。
配置計画は、川場村の学校林の木材を活用した木造2階建ての新校舎と旧川場小学校校舎を別棟渡り廊下で接続しました。
平面計画は、1階に玄関・校長室・職員室を配置し、2階の普通教室3部屋が多目的廊下と一体で使用できるように、可動間仕切り建具を両側にスライドして利用できる開放的な学習空間としました。
構造計画は、唐松材の大断面集成材と製材を併用し二方向ラーメンの8mx8mグリットで構成され、屋根構造は登り梁の切り妻とし開放的な内部空間としました。
- カテゴリー
- 文教施設
- 発注者
- 川場村長
- 所在地
- 群馬県利根郡川場村
- 構造規模
- 木造 2階建て
- 延べ面積
- 999.83 m2
- 竣工年度
- 2024年度
- Architect-Designer